焼き芋作りのコツ・甘くなるポイントと冷やし焼き芋について
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美味しい石焼き芋。最近はコンビニやスーパーでも買えるけれど、自分で作る焼き芋って格別ですよね。自宅で簡単に甘い焼き芋を作る方法をご紹介します。

大事なのは、焼き芋作りに最適な温度。70度がキーポイントです。

では、流行の「冷やし焼き芋」は美味しくないのでしょうか?そんな疑問にもお答えします(答えは、甘くて美味しいプラスアルファです)。

おすすめの品種や手軽に作れる焼き芋メーカーもご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

おうちで甘い焼き芋を作るコツ

ホカホカの焼き芋

自宅での焼き芋作りで重要なポイントを3つお伝えします。

好みは人それぞれですが、自分好みの焼き芋を見つけられるはずです。

さつまいも選びは大切

さつまいもにもいろいろな品種があります。甘みのあるさつまいもはたくさんありますが、種類によって特徴が異なります。

自分の好きな味を見つけるために、いろいろな種類を試してみましょう。

特に甘みが強くてスイーツのような「紅はるか」や、上品な甘さが特徴の「シルクスイート」、ホクホク感が魅力の「鳴門金時」がおすすめです。

スーパーだけでなく、道の駅などでも探してみると楽しいですよ。

さいごにご案内していますが、今人気のブランド芋「甘太くん」は、紅はるかを貯蔵してさらに甘さを引き出したものなんですよ。

熟成させるともっと美味しい

さつまいもは秋の味覚ですが、夏の終わりから収穫されます。すぐに食べたくなるかもしれませんが、少し待つのがコツなんです。

さつまいもは、新鮮な状態よりも、1か月ほど熟成させた方が甘みが増します。

収穫後に数日間乾燥させ、その後新聞紙で包んで冷暗所に1か月保管すると、簡単に追熟させられます。

家庭でも簡単にできますし、これなら、すぐに使わないさつまいもも長持ちしますね。

最適な温度で酵素が元気に

さつまいもの甘さを引き出すには「70度」が重要なポイントです。

この温度は、さつまいもの糖化酵素(β-アミラーゼ)が最も活発に働く温度。加熱することでさつまいものでんぷんが糊化し、この酵素が作用して麦芽糖という甘い成分を作り出すんです。

その結果、甘くて美味しい焼き芋ができあがります。

コツはオーブンを低温に設定してじっくり時間をかけて焼くこと。

レンジで加熱すると速く火が通りますが、甘みは出にくくなります。煮物なら問題ありませんが、焼き芋には向きません。

でも実は、電子レンジで上手に焼ける仕組みの、便利な調理器具があるんです。さいごにご案内しますね。

冷たい焼き芋が意外にもおいしい理由

冷やし焼き芋

最近、冷たいまま食べる「冷やし焼き芋」が人気を集めていますね。

焼き芋を70度で焼くのが甘さを最大限に引き出す方法ですが、冷たくしても美味しさは変わらないのでしょうか?

実は、冷やすことには意外な効果があるようです。冷やし焼き芋の魅力に迫ってみましょう。

70度加熱後は甘さが保持される

さつまいもを70度で加熱すると、でんぷんが麦芽糖に変わります。この変化が一度起こると、冷やしても常温にしても、麦芽糖はそのままで残るんです。

つまり、冷やしても甘さはそのまま維持されるということですね。

冷やすことで甘さが増す

冷やし焼き芋の良いところは、さつまいもの甘さや食感がさらに際立つことで「美味しくなる」ことでしょう。

寒い季節の焼き芋もいいですが、冷たい焼き芋なら夏でも楽しめますよね。

冷やし焼き芋の作り方は、焼いた後、冷蔵庫や冷凍庫で保存するだけ。まとめて焼いて冷凍保存すれば、いつでも食べられます。

健康やダイエットにも良い影響

冷たい焼き芋には、健康や美容に良い効果も期待できます。

なぜなら、冷やすことででんぷんの一部がレジスタントスターチに変わり、体内で不溶性食物繊維と同じようにはたらくからです。

なので、便秘解消にも役立つし、GI値が下がるため、糖尿病や動脈硬化のリスクも減らしてくれます。

焼き芋を冷やして、美味しさと同時に健康効果までアップするなんてお得でうれしいですよね。

人気の「甘太くん」で甘い焼き芋を楽しもう

焼き芋を食べる子どもたち

「甘太くん」というブランド芋を知っていますか?これは、大分県で栽培されている「紅はるか」を収穫後40日以上熟成させて、甘みをぐんと引き出した貯蔵芋。

この「甘太くん」は通常のさつまいもの1.5倍の糖度を誇り、焼き芋にすると蜜がにじみでてきて、しっとりを通り越し「ねっとり」としたもはやクリーミーな食感。冷やし焼き芋にしても絶品です。

電子レンジ専用の焼き芋器なら簡単

家庭で簡単に焼き芋を作るなら、電子レンジ専用の焼き芋器がおすすめです。
この陶器製の器は、電子レンジで使えて、中のさつまいもが直火で焼いたようにほくほくになります。

面倒な火加減の調節など不要で、600wの電子レンジでたった10分で焼き芋が完成します。

家庭でさつまいもを食べるとなると炊飯器で炊いたり蒸し器で蒸したり。レンジでは甘くならないし、オーブンで焼くのは時間がかかっていました。

しかし、この焼き芋器なら手間も時間もかからず、本格的な焼き芋が楽しめるようになりますね。

まとめ

家庭で美味しい焼き芋を作るためのコツをお伝えしました。

・さつまいもにはしっとりタイプやホクホクタイプなど、品種によって特徴が異なります。自分の好みに合った品種を見つけると良いでしょう。

・収穫してすぐよりも、1か月程度熟成させることで甘みが増します。

・70度でゆっくりと加熱することで、さつまいものでんぷんが麦芽糖に変わって甘くなります。


以上の3つが美味しい焼き芋のポイントですが、さらにさつまいもの甘みや食感が際立つのが「冷やし焼き芋」です。

冷やした焼き芋にはレジスタントスターチが増え健康や美容にも良い影響が期待できます。

また、家庭で手軽に使える焼き芋器や人気の熟成芋「甘太くん」もご紹介しました。ぜひ甘くて美味しい焼き芋作りに挑戦してみてくださいね。

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