SNSで話題の炊飯器料理、特にカレーは手軽に作れるので人気です。
でも、炊飯器でカレーを作ると臭いが残りやすいんですよね。
そんな時はどうしたらいいでしょうか。
炊飯器に残ったカレーの臭いを消す方法があります。
クエン酸や重曹、塩水を使えば、効果的に臭いを消すことができます。
また、料理後は保温せずに内釜を速やかに洗うことで、臭いの付着を防げます。
この記事では、カレー以外にも炊き込みご飯等の料理に応用できる、炊飯器に残る臭いの対策法を紹介しています。
さらに、炊飯器でのカレー作りで注意すべきポイントについても解説しています。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
炊飯器にカレーの臭いが残った時の解決策
炊飯器でのカレー作りは、材料を入れてスイッチを押すだけで簡単にできます。
でも、その後の炊飯器に残るカレーの臭いは困りものです。
カレーの後に普通のご飯を炊くと、カレーの臭いの蒸気が出たり、臭いが移ってしまってちょっと気になります。
そんな時は、お湯、重曹、塩水などを使って炊飯器を掃除すると、臭いを除去できます。
また、カレーを炊いた後は、すぐに中身をほかの容器に移し、お釜のほうはすぐに洗うことで、臭いが移るのを防げます。
臭いの問題がなければ、炊飯器での調理はとても便利で、料理が苦手な方にもおすすめです。
いろいろなレシピに挑戦してみるのも楽しいですよ。
臭いの予防と対策を分けて紹介しているので、状況に応じて試してみてください。
炊飯器に残った臭いの取り方
炊飯器にカレーの臭いが残ってしまった場合の対処法として、以下の3つの方法を紹介します。
クエン酸を使用する方法
準備するもの
・クエン酸20g
・水(炊飯器の8割程度)
- クエン酸を炊飯器に入れ、その後水を加えます。
- フタを閉め、炊飯ボタンを押します。
- パッキンが取り外せる場合は、鍋で煮沸してください。
- 炊飯終了後、取り外せる部品と釜を洗います。
クエン酸は、野菜やキノコなどから出るアルカリ性の臭いを中和し、消臭効果があります。また、抗菌作用も期待できます。
炊飯器に「お手入れ」や「クリーニング」の機能がある場合は、それを活用しても良いでしょう。
ただし、金属製の内釜を持つ炊飯器にのみクエン酸を使用できます。金属以外の材質の場合は使用しないでください。
重曹を使用した掃除方法
続いて、重曹と水を使った炊飯器の臭い対策方法をご紹介します。重曹は100円ショップなどで手に入りますので、気軽に試せるのが魅力です。
準備するもの
・重曹(小さじ1)
・水(炊飯器の2合目くらいの量)
- 重曹を炊飯器に入れ、その後に水を加えます。
- フタを閉め、炊飯ボタンを押します。
- パッキンが取り外せる場合は、鍋で煮沸してください。
- 炊飯が終わったら、取り外せる部品と釜を洗います。
重曹は、魚や肉の油分、醤油やバターなどの調味料に由来する酸性の臭いに効果的です。また、重曹には消臭と抗菌の効果もあります。
「お手入れ」や「クリーニング」の機能がある炊飯器の場合は、それを利用するのも良いでしょう。
塩水を使った方法
クエン酸や重曹で臭いが取れない場合に試してみるのが、塩水を使った方法です。
準備するもの
・塩水(濃度1%、水1リットルにつき塩10gを溶かす)
・大きな鍋
- 大きな鍋に塩水を入れ、沸騰させます。
- 沸騰後、内釜や内蓋、蒸気口など分解した部品を鍋に入れます。
- 10~15分煮沸したら火を止め、そのまま冷まします。
- 冷めたら水洗いし、乾燥させます。
塩には消臭効果があるとされています。
例えば、カレーの臭いがついたプラスチック容器に塩水を入れてシェイクすると、臭いが消えることがあります。
煮沸することで消毒にもなりますね。
臭いがなかなか取れない場合は、ぜひこの方法を試してみてください。
炊飯器カレーの臭い予防のコツ
炊飯器でカレーを作る時には、次の2つのポイントに注意すると、臭いが炊飯器に移るのを防げます。
- 長い保温は避ける
- 使用後はすぐに掃除する
特に圧力IH炊飯器のように、高温と圧力で調理するタイプの場合、食材や調味料の臭いがつきやすくなります。
保温する時間が長ければ長いほど、その臭いが炊飯器にしみつきやすくなってしまいます。
カレーができたら、すぐに別の容器に移して保温しないようにすると、臭いの移りを予防できます。
また、調理後は内釜や内蓋をすぐに洗うことも大切です。
これによって臭いの移りを防ぐことができるので、ぜひ心掛けてくださいね。
炊飯器を使ってカレーを作ると焦げるのか?
普通の鍋でカレーを作ると、温め直す際に焦げるリスクがありますよね。
鍋でカレーを作る時、どうしても焦げが発生することがありますが、炊飯器ではどうでしょうか。
インターネットやXで調査した結果、炊飯器を使ってカレーを作る場合、通常の鍋で作るよりも焦げる確率は低いようです。
カレーが焦げる主な原因は、水分が不足しているか、火力が強すぎることです。
炊飯器でカレーを作るとき、多くのレシピでは完成後にルーを加えるため、焦げにくいのかもしれません。
しかし、水を一切使わない無水カレーの場合は、焦げるリスクが高まります。
この場合の対策としては、野菜を底に敷くことで焦げを防ぐことができます。
ただし、炊飯器をご飯以外の調理に使用することについては、各メーカーから推奨されていないことが多いです。
例えば、タイガー魔法瓶では、調理や煮込みメニューのない機種で炊飯器を使うことは禁止されています。
これは、炊飯器が壊れたり、事故や怪我につながる可能性があるためです。
したがって、炊飯器でカレーなどを作る際には、調理機能がついた炊飯器かどうかを確認することが重要です。安全第一でご利用ください。
炊飯器で保温したカレーは腐らないのか?
炊飯器でカレーを長時間保温すると臭いがつくため基本的に行わないでください。
でも、保温によって腐敗するリスクがあるのかどうかって気になりますよね。
実は、炊飯器でカレーを保温する場合、腐敗するかどうかは炊飯器の種類によります。
保温力が弱い炊飯器では、高温での保存ができないため腐敗のリスクが高くなります。
一方で、70度以上で保温できる炊飯器なら、菌の繁殖を抑えることができるので、腐る可能性は低くなります。
しかし、腐敗のリスクが低いとしても、長時間保温すると野菜が煮え過ぎるリスクがあり、また臭いも移ってしまうので、保温せず早めに食べきることをおすすめします。
カレーは作った後に小分けにして冷やすと、冷蔵保存で1日、冷凍保存で1週間程度の賞味期限があります。特に梅雨や夏場は早めに消費しましょう。
なお、ジャガイモが入ったカレーは冷凍すると味が落ちることがあります。
冷凍する前に、ジャガイモは取り除いておくか、よく潰しておいてくださいね。
また、カレーが腐っているかどうかの見分け方も知っておくと安心です。
腐敗のサインには以下のようなものがあります。
・表面に泡や白い膜がある
・糸を引くようにとろっとしている
・緑や白の斑点が浮いている
・酸っぱい臭いや腐敗臭がする
これらのサインがある場合は、カレーが腐っている可能性が高いですので、食べるのは避けましょう。
まとめ
炊飯器でカレーを作ったときに臭いが残るという問題について、対処の方法をお伝えしました。
臭い移り以外にも重要なポイントがありましたのでおさらいしましょう。
臭い予防: 調理後はすぐにカレーを別の容器に移し、炊飯器の保温は避け、内釜や内フタを早めに洗いましょう。
焦げ対策: 炊飯器でのカレー作りは鍋より焦げにくいですが、無水カレーの場合は野菜を底に敷くと良いです。
機器の安全利用: 調理機能がない炊飯器でカレーを作ると故障や事故の原因になる可能性があります。
保温と腐敗の関係: 70度以上で保温できる炊飯器なら腐敗のリスクは低いですが、長時間の保温は避けましょう。
腐敗のサイン: カレーが腐っているかどうかは、表面の白い膜や酸っぱい臭いで判断できます。
これらのポイントを押さえて、炊飯器で美味しいカレーを調理しましょう。
炊飯器カレーなら簡単にできるので、週末の冷蔵庫整理にも役立ちそうですね。