むかごの収穫時期
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夫が山で「むかご」を採ってきてくれました。

むかごっていうのは、ヤマイモの葉の根元にできる、小さな芋のような、実のようなもの。
これはヤマイモの茎が太くなった部分で、栄養を蓄える器官とされています。

見た目はじゃがいもみたいで、地中で生育する他の芋と同じように、芽を出して成長し、増えていくことができるんですよ。

この記事では、むかごが収穫できる時期や、その調理方法と下ごしらえの手順についてお伝えします。
我が家でもこの珍しい旬の味覚を味わうことができたので、味の感想も書きますね。

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むかご採れる季節は秋

むかごが生っている

むかごの収穫時期は、秋に訪れます。
小さなものは9月から採ることが可能で、11月頃まで収穫が行えます。

むかごの栄養価が最高になるのは、旬の期間、すなわち10月から11月の間です。この頃が収穫のピークを迎える時期でもあります。

年によって気候が異なるため、収穫時期にも多少のずれがあり、ヤマイモの成長具合を見極めて最良の収穫時期を決めることが大切です。

11月に入るとヤマイモの葉は黄色くなりますが、その頃むかごは完熟しています。
よく熟したむかごは簡単に摘むことができますが、その後は枯れたり傷んだりしていくので、収穫の最適な時期はそこまで長くは続かないでしょう。

むかごの収穫方法と購入できる場所

皿に入ったむかご

ヤマイモは比較的育てやすいので、ご自宅の庭などに植えている人もいます。むかごの収穫も特別な楽しみになりますね。

自然豊かな山間部では、意外にも簡単にむかごを発見することができます。紅葉を楽しみながら探すのも面白いでしょう。

山を散策していると、道のすぐ脇などに黄色に変わったヤマイモの葉が目に付きます。
葉が黄色くなったら、良く育ったつやつやの美味しいむかごが収穫できるタイミングです。中身が白っぽくなっていれば、熟している証拠です。

完熟のむかごは、軽く触るだけでポロリととれます。収穫時は地面に落とさないように、反対の手やかごでそっと受け止めましょう。

葉が完全に黄色くなると、むかごは自然に落下し、もう美味しいものは残っていません。
反対に、葉が緑色のうちは未熟で、黒っぽくて硬いものが多く、味も良くありません。

ぜひタイミングを逃さずに、美味しいむかごをゲットしてくださいね。


むかごは旬であっても収穫量が少ないため、スーパーなどにはなかなか出回りません。

それでも、地域の直売所や道の駅などに売られていることがあります。むかごを試したい方は、産直コーナーのあるスーパーや道の駅で探してみてください。

むかごの下処理の仕方

むかご

むかごの下処理は簡単で手間もかかりません。
なぜなら、皮を剥く必要がないからです。

洗浄と下ごしらえ

むかごは木のツルにぶら下がって成長するため、通常、土や汚れは少ないです。
しかし、虫が付いていることがあるので、丁寧に洗いましょう。

私自身も、夫が山から持ち帰ったむかごの中に小さな何かが動いているのを見て「ヒヤッ」と悲鳴をあげたことがあります。クモのような虫がまぎれていたんです。

むかごは水を入れたボウルで軽く洗い、その後ザルに移して水の流れの中で擦り洗いすると、綺麗になります。

土臭い香りが気になる場合は、調理する前にアク抜きを行うのも良いでしょう。
1分程度茹でることで、えぐみが取れて食べやすくなります。

調理は、火を通すだけでOKです。お好みの方法で調理して楽しんでください。

保存したいときは

すぐに食べずに保存する場合は、乾燥を避けるために濡れたキッチンペーパーで包んで、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

芋と似ていて日持ちはしますが、小さくて水分が抜けやすいので皮にシワがよったり、室温に放置するとカビが生えたりすることがあります。

アク抜きしたむかごを冷凍するのもおすすめです。
水気を拭いてフリーザーバッグに入れ、平らに並べて冷凍しておきましょう。
使う時は、凍った状態から調理することができます。

むかごのおすすめの食べ方

むかごごはん

むかごは他の山菜と同じように、特有のクセがあります。ごぼうのような土臭い感じとよく言われます。

私が実際に食べてみた感想ですが、確かに土臭いような、独特のハーブのような風味でした。

味は、火を通すとホクホクとした中にトロッとした食感があり「じゃがいも味の里芋みたい」と思いました。あくまで個人的な感想ですが。

むかごご飯

我が家では、むかごごはんにすることが多いです。
シンプルに塩だけで味付けします。

作り方は簡単、白米を水洗いして普通に水加減をしておきます。
下ごしらえしたむかごと塩(米2合に小さじ1)を入れ、炊飯器で炊きます。

だし昆布を入れたり、白だしを使ってしてうまみを加えてもいいと思います。
我が家は自然塩にこだわっているので、塩だけで美味しくいただきました。

塩茹でしたむかごとバリエーション

また、塩茹でするだけのシンプルな食べ方もオススメです。

お鍋に水と塩(水1リットルにつき塩10g)を入れ、むかごを入れて火にかけます。
水から茹で、中でも大きなむかごが柔らかくなっているのを確かめたら、ザルにあげます。

茹で上がったむかごに軽く塩を振り、そのホクホク感を楽しむのも良いですね。

じゃがバターのようにバターで食べたり、さらにオリーブオイルで炒めてペペロンチーノにするのもおすすめです。

煮物や茶碗蒸しのアクセントにもなりますよ。

むかごはごはんだけでなく、おやつやおつまみにもアレンジが楽しめる食材なんですね。

まとめ

ヤマイモにできる「むかご」の収穫時期、下処理や食べ方などをお伝えしました。

むかごの収穫時期は9月の終わりから11月ごろまでになります。
むかごの旬は10月から11月で、まさに秋の味覚なんですね。

ヤマイモはむかごから芽が出てどんどん増えるので、比較的栽培しやすい食材です。
身近な山にも自生していて、むかごを収穫するのも楽しいものです。

今年も夫が採ってきてくれたので、我が家ではむかごごはんにしていただきました。
独特の風味を楽しみ、秋の恵みを堪能しましたよ。

むかごの季節になれば道の駅などに並ぶこともありますので、あなたもぜひ味わってみてくださいね。

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