粉洗剤の捨て方は燃えるゴミ
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粉末状の洗剤を捨てたいときは、基本的に燃えるゴミに出して処分することができます。

断捨離中に出てきた古い粉洗剤や身体に合わなかった粉洗剤。「もう使わないなぁ」「捨てるしかないな」と思ったら、悩んでいないですぐに手放すことです。

処分方法が面倒臭さそう、と保留しているといつまでも片付きませんよね。

この記事では、捨てたいと思った粉洗剤を燃えるゴミに出す方法や、ほかの液体洗剤なども捨てる場合の注意点などをまとめています。

逆に、古くて固まってしまった粉洗剤でももったいなくて本当は捨てたくない…というときに、まだまだ使えるアイデアもご紹介しています。

使わない洗剤の行き場に困っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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粉洗剤の捨て方 燃えるゴミに出す

燃えるゴミの日

洗濯用の粉末状の洗剤や、石鹸などの固形状の洗剤は、基本的に燃えるゴミとして捨てることができます。他のゴミと一緒に捨ててOKですので難しいことはなにもありません。

(もちろんですが、ここでは一般の家庭で出たゴミのお話をしています。事業所などになるとまた別ですのでご注意くださいね。)

まず自治体のルールを確認

ゴミの出し方

粉洗剤は、多くの自治体で可燃ごみに分類されていると思います。

でも、今まで洗剤を捨てたことがなかった…といったような、捨てるゴミの種類がはじめてのとき、ちょっと悩んだときはそのつど、自治体の決まりを確認することを習慣にしましょう。

各家庭に、ゴミ捨てのルールが書かれたチラシや小冊子が配布されていることでしょう。それが見当たらなければ、自治体のホームページを見たり、電話で問い合わせるなどするといいですね。

粉洗剤の容器はどうする?

捨てる予定の粉洗剤は、紙の箱に入っていますか?それともプラスチックのケース入りでしょうか。

外装のリサイクルマークなどを確認し、紙なのかプラスチックなのかを確認しましょう。

自治体のルールで、紙やプラスチックが可燃物に分類されているならば、外箱ごと中身が入ったまま捨てることができます。

プラスチックを不燃ゴミやプラゴミとして分別する必要がある自治体の場合は、容器は不燃ゴミ・プラゴミとして出し、中身の洗剤だけを燃えるゴミに出すことになります。

小分けにして捨てると安心

洗剤の中身だけを捨てる場合は、粉が飛び散らないよう、袋に入れたり紙で包んだりしてから捨てます。

捨てるときに細かい粉が舞うと、むせて苦しいことがあるので注意してくださいね。

洗剤によっては非常に匂いが強いものもありますので、袋を2重にして匂い漏れを防ぐといいですね。

量が多くて気になる場合は、いっぺんに捨てようとせずに、小分けに包んでから日をわけて捨てていくようにするのもいいでしょう。

生ゴミなどにふりかけて、少しずつ捨てていくという手もありますよ。

液体洗剤・柔軟剤なども捨てたい場合

洗剤が何本も並んでいる

「粉洗剤のほかにも液体洗剤や柔軟剤、漂白剤なんかのボトルもあるんだけど…」という場合も、心配はいりません。

液状の洗剤も、新聞紙やボロ布などに染み込ませれば、燃えるゴミとして捨てることができるからです。

液体洗剤をもっと簡単に処分したい場合は、排水溝に流すことだってできますよ。

液体洗剤も燃えるゴミでOK

粉洗剤と同じように、液体洗剤も燃えるゴミに出せる自治体が多いはずです。

液体の合成洗剤、液体石鹸、柔軟剤や漂白剤など、洗濯まわりや掃除用洗剤には液状のものが多くあります。処分するときは、揚げ物に使った古い油を捨てるのと同じ要領で捨てればOKです。

ビニール袋や牛乳パックを用意します。中に新聞紙や古布をくしゃくしゃにして敷き、そこに液体を染み込ませていきます。

あとは漏れないようにしっかりと口を締めてから、燃えるゴミの袋に入れてゴミの日に出しましょう。

量が多い場合、液体は重いので、小分けにして少しずつ捨てていくことをおすすめします。

ちなみに私は、個人情報の入った封筒や印刷物をゴミに出すときに、わざと洗剤で濡らしてから出すこともあります。漂白剤なら文字が滲んでしまいますし、洗剤ならべとべとでさわりたくもなくなるでしょうから。

少しずつ流してもOK

シンクに水を流す

液体洗剤は、燃えるゴミとして処分する以外にも、トイレやキッチンシンクなどから流して捨てることもできます。

もともと汚れを落としたあとは排水口に流れる予定だったわけですから、行き先は同じで大丈夫なんですね。

でも、濃い洗剤を大量に流すと環境に与える影響が心配です。また、泡がぶくぶくに立って流れなくなってしまう、刺激の強い成分が配管を傷めてしまう、といったおそれもあります。

そこで、洗剤を流すときは少量にとどめ、水で薄めながら様子を見て捨てるようにしてください。

お風呂の残り湯を利用すると、大量の水で薄めて流すことができるのでおすすめです。

洗剤を捨てるときの注意点

ゴム手袋と保護メガネ

ここまでお話してきた中でわかると思いますが、液体洗剤を捨てるときは紙などに吸わせる、または濃いままでなく薄めてから流す、ということが大切です。

特にアルカリの強いカビ取り剤やトイレ用の酸性洗剤などは、流すときだけでなく、紙などに吸わせてゴミに出す場合も薄めたほうがいいです。ビニールが溶けて袋が破れるおそれがあるからです。

また、これらの刺激の強い液体は手肌に触れると皮膚を傷めることがありますし、目に入ると非常に危険です。手袋やメガネなどできちんと保護するようにしましょう。

そうそう、衣服にも付かないよう注意しましょう。シミになったり脱色されたりすることがあります。


そして基本的なことですが、洗剤は絶対に「混ぜない」こと。

酸素系洗剤と塩素系洗剤を同時に使うと有毒ガスが発生し、誤って吸うと命の危険さえあるのです。

捨てる場合もよく気を付けておかないと、ゴミ袋の中や排水管の中で洗剤が混ざってしまう可能性がありますよ。

「酸素系」と「塩素系」は同時に使わない、手肌や目を守るなど、洗剤を使用するときの基本を、捨てるときにも忘れないでくださいね。

洗剤を捨てないで有効活用する方法

洗剤で床を拭き掃除

洗剤を捨てるのって案外簡単ですね。ですが、捨てることなく有効活用できれば、それに越したことはないですよね。

捨てる前にいちど、どうにか捨てないで使える方法がないかな?と検討してみることをおすすめします。

使ってくれる人に譲る

品質が劣化していない新しい洗剤なら、他の人に譲ることができます。

あなたや家族が香りが気に入らなかった、肌荒れするなど身体に合わなかった、などの理由で使えなかったとしても、友人や親戚など身近な人がよろこんで使ってくれるかもしれません。

いただきものなどで未開封のものがたくさんあるなら、リサイクルショップやフリマサイトを利用すれば、いくらかお金になりますね。

バザーに出したり寄付をしたりできる機会があると、社会貢献もできて素敵です。

掃除で使い切る

身体に合わなかったり、少し古くて心配だな…という洗剤は、洗濯ではなく掃除に活用することができます。

衣類ではなくお風呂場やトイレ、床などに使うなら、肌荒れの原因になりにくいですよね。

衣類の洗剤は中性や弱アルカリ性のものが多いので、住居用や水場用の洗剤としても普通に汚れを落としてくれるんです。


水で流せるところなら、目的の場所にそのまま振りかけて、水を含んだブラシやスポンジでゴシゴシを泡を立てて洗います。

粉末は水に溶かして、液体洗剤なら薄めて、スプレー容器に入れて使うと便利です。

拭き掃除の場合はバケツの水に薄めて、雑巾を絞って使い、水拭きや乾拭きで仕上げましょう。

柔軟剤を薄めた水で拭き掃除をすると、静電気が起きにくくなるため、ホコリが溜まりにくくなったり汚れが付きにくくなるというメリットも。


捨てるつもりだった洗剤がバス洗剤やトイレ洗剤として使えれば、けっこう節約になってうれしいですよね。

固まった粉洗剤を元に戻す方法

古くて固まった洗剤を砕く
捨てようかなと思っている粉洗剤が、少しくらい古くても固まっているだけならあきらめることはありません。

「使えないことはないけど、洗濯のたびにお湯で溶かすのは面倒…」そんなときは、まとめてサラサラの状態に戻してしまえばOKです。

固まった洗剤を箱からだし、次のような方法で塊を物理的に砕いてしまいましょう。

・おろし金でおろす
・フォークなどでざっと砕いてから厚めのビニール袋に入れ、手でつぶす
・厚めのビニール袋に入れて、木槌などでたたいて砕く

固まる原因は湿気なので、そのあと乾いた状態で保管しなおすのが大切です。

湿気を取り除くために、電子レンジにかけたり冷凍庫に入れたりという手もあるのですが、匂いが気になりますし変質の可能性もあるのでおすすめしません。

固まった洗剤を砕くのはちょっと手間がかかりますが、まだ使えるものをゴミにしないですむのは気持ちがいいですね。

粉洗剤の捨て方は燃えるゴミでOK まとめ

もう使わないと思った粉洗剤の捨て方は「燃えるゴミに出す」と簡単でしたね。ただしその際、

  • 前もって自治体のゴミ出しルールを確認する
  • 外箱もルールに沿って正しく捨てる
  • 粉が舞わないよう、袋に小分けにして捨てる

といったポイントがありました。

粉洗剤のほか、固形石鹸や液体の洗剤なども燃えるゴミに出して大丈夫(少しなら流してもOK)でしたね。

液体の場合は、揚げ油を捨てるときのように紙や布に染み込ませたり、薄めて濃度を低くしたりする、また手肌や目を刺激から守るなどの注意点がありました。

もし捨てずに済む方法があれば、なんとか活用できないかと考えてみるのも大切なことです。

とはいえ、不要なものは早めに手放してスッキリしたいもの。洗剤を捨てるのに難しいことはありませんので、ご紹介したポイントをふまえて片付けをどんどん進めましょう!

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