柔軟剤の匂いが強い人
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洗濯した衣類にふんわり感となめらか感をプラスしてくれる柔軟剤。その香りも魅力ですよね。
しかし、ときには衣類から非常に強い香りがする人に遭遇することも。その背景には何があるのでしょうか。

この記事では、洗濯用柔軟剤の香りに関する以下の点について解説します。

・強い香りの原因となる5つの要素
・過剰に使用した時の5つのデメリット
・香りが弱すぎるときの理由と対処法

これらを理解すれば、気になる柔軟剤の香りの謎が解明されます。
ほのかな香りを楽しめるおすすめの柔軟剤もご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

衣類から強い香りがする理由は?5つの要因

柔軟剤の香り

衣類を柔らかくし、静電気を防ぐために使われる衣類用柔軟剤ですが、香りへの注目度も高まっています。

しかしたまに、強い柔軟剤の香りをまとっている人がいます。周囲の人に不快感を与えるほどの強い香りになってしまうのはどうしてでしょうか。その秘密は以下の5つの要因にあります。

  1. 元々香りが強めの柔軟剤を選択している
  2. 洗濯ビーズなどの製品を使用して香りが強まっている
  3. ポリエステルなど香りを保持しやすい繊維の衣類である
  4. 室内干しをしているため香りが強く残ったままである
  5. 使用量が多すぎるため香りが強くなっている

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

強い香りの衣類柔軟剤を選んでいる

市販されている多様な柔軟剤の中には、特に強い香りの製品もあります。強い香りを好む人は、そうした製品を選びがちです。

特に海外製の柔軟剤は強い香りが特徴的です。日本のメーカーならば表示もわかりやすいですし、香りの強さが製品に書かれていることがありますので、選ぶときに参考にするといいですね。

洗濯ビーズの利用で香りが強まる

洗濯ビーズは、洗剤や柔軟剤と併用して使われることが多く、衣類の香りを顕著に強めます。強い香りが衣類に残る原因として、柔軟剤そのものではなく洗濯ビーズの影響も考えられます。

ポリエステル素材の衣服の特性

ポリエステルなどの素材は香りを保持しやすい傾向があります。たとえば、一般的な機能性インナーは柔軟剤の香りを強く保持しやすく、これを着用することで衣類の香りが強くなることがあります。

室内干しによる影響

室内で洗濯物を干すと、柔軟剤の香りが残りやすく、より持続します。これは、屋外で干す場合に風や太陽によって香りが薄れるのに対し、室内ではそれが起こりにくいためです。

室内干しは香りを維持したいときには効果的な方法なんですね。
忙しい時や雨の日、花粉の時期などには室内干しになりがちですが、無意識のうちに衣類の香りを強める可能性もあります。

柔軟剤を使いすぎている影響

最終的に、柔軟剤の量が多いほど、その香りも強まる傾向があります。キャップのメモリを使ってきちんと量らずに、ボトルから目分量でそそいでしまうと多めに使うことになりがちです。

また、鼻が香りに慣れてしまって、ついつい多めに入れてしまう人もいるようです。

過剰な使用は様々な問題を引き起こす可能性があるため、適量を守ることが重要です。次に、柔軟剤の多量使用時のデメリットについて詳しく見ていきましょう。

柔軟剤の過剰使用がもたらす5つのデメリット

香害:同僚の柔軟剤の強い香りに困っている女性

柔軟剤を多く使いすぎると、様々な不都合を引き起こすことにつながります。

機能性の低下

香りを強めようと柔軟剤を多く使用すると、他の重要な機能が損なわれる可能性があります。

・タオルなどの吸水性がおちる
・衣服がペタッとした感触になる
・繊維の黒ずみやくすみの原因になる

これらの問題は、柔軟剤が繊維に過剰に付着することで生じます。使用量には気を付けましょう。

肌への影響

柔軟剤の成分が肌に刺激を与え、肌荒れのリスクを高めることがあります。使用量を増やすほど繊維に残る柔軟剤の量も多くなり、敏感肌の人や小さな子供に影響が出やすくなります。

洗濯機のカビ問題

洗濯機内に柔軟剤が残ると、カビが生じやすくなります。カビ汚れやイヤな臭いが洗濯物についたりするので、面倒な洗濯槽の掃除の頻度をあげる必要が出てきますね。

柔軟剤の投入口にも強い匂いやぬめりがへばりついてしまうため、定期的な清掃が必要です。

周りの人の迷惑になる可能性

自分には心地よい香りでも、他人には不快に感じられることがあります。ある調査では、多くの人が他人の香りを不快に感じていて、中には体調不良を訴える人もいるということがわかったそうです。

自分の香りには鈍感になりがちですし、同じ香りに慣れてしまうと柔軟剤の香りが薄いと感じるようになり、使用量を増やしてしまうことがあります。

好きな香りの柔軟剤を複数準備し、交代で使用するのがおすすめです。慣れを防ぎながら香りを楽しむことができます。

化学物質過敏症のリスク

化学物質過敏症は、香りが原因で発生することがあり、体が化学物質に敏感に反応し、アレルギーのような症状を引き起こします。

自分だけでなく周囲にも影響を及ぼす可能性があるため、柔軟剤の使用量には注意が必要ですね。

柔軟剤の香りが薄い場合の原因と改善策

部屋干しで柔軟剤の香りを楽しんでいる人

それでは次に、柔軟剤の香りが弱いと感じる場合の原因と対策について説明します。

柔軟剤を使っても思ったように香らないときがあるかもしれません。これには主に2つの理由が考えられ、洗濯方法によって香りの持続が左右されます。

乾かし方が香りに与える影響

前にも説明しましたが、室内干しは柔軟剤の香りを保つのに効果的です。一方で、屋外干しや乾燥機の使用は香りが薄くなることがあります。

乾燥機では熱風で湿気を取り除く過程で、柔軟剤の香りを消失しやすく、屋外干しは風や日光のため香りが弱くなりがちです。香りを保ちたい場合には室内干しが最適です。

洗濯物の洗い方による影響

また、洗濯物が十分に洗われていないことも、香りが薄れる原因の一つです。これには次のような要因があります。

・洗濯物を詰め込みすぎている
・十分にすすげていない
・洗濯槽が汚れている

洗濯物を洗濯槽や洗濯ネットに詰め込みすぎると、洗剤が均等に行き渡らないため十分に洗えません。

また、すすぎが不十分だったり洗濯槽が汚れていたりすると、悪臭の原因になることがあります。柔軟剤の良い香りを残すためにはこれらに注意することが重要です。

穏やかな香りの「微香性」柔軟剤がおすすめ

柔軟剤のさわやかな香りを楽しむ女性

強い香りが苦手だったり、周囲の人に香りすぎていないかが気になってしまうと、柔軟剤を使うのをためらってしまうかもしれません。
でも、ふんわりさせる効果はほしいし、全く香りがないのもなんとなく満足できないですよね。

そういう方に最適なのが、「微香」タイプの柔軟剤です。控えめな香りで人気の商品をこちらで紹介します。

ライオン ソフラン プレミアム消臭

やさしい香りの柔軟剤といえば「ソフラン」ですが、プレミアム消臭のシリーズは甘ったるくない爽やかな香りでますます人気です。
フローラルアロマの香り、アロマソープの香り、ホワイトハーブアロマの香り、フレッシュグリーンアロマの香りの4種類があります。

消臭効果が高いので、さわやかな香りが引き立つんですね。乾くと香りが残りにくい「ウルトラゼロ」もあります。

無添加さらさ 柔軟剤

ほのかな香りと肌へのやさしさで多くのママに支持され人気の無添加柔軟剤です。
植物由来成分でやわらかく仕上がるのと、人を選ばないピュアソープの香りで家族みんなのお気に入りになっています。

ハッピーエレファント 柔軟仕上げ剤

ハッピーエレファントはヤシノミ洗剤で有名なサラヤのエコシリーズで、地球にもお肌にもやさしいタイプです。

天然のエッセンシャルオイルを使用しているので、お洗濯中はいい香りが楽しめて、乾いた衣類には香りが残りません。

ファーファ香りのない洗剤とセットで

まったく香りがないのがいいという方には、ファーファから無香料の洗剤と柔軟剤が出ています。使用量が少ないコンパクトタイプなのでとても使いやすいですよ。

柔軟剤が微香性でも洗剤の匂いが強い場合がありますよね。好きな柔軟剤の香りを楽しみたいときにも、無香料の洗剤と組み合わせるのがおすすめです。

まとめ

柔軟剤の香りが強くなる理由として、次の5つが考えられます。

・香りが強めの柔軟剤を選んでいる
・洗濯ビーズなどの製品を使用して香りが強まっている
・ポリエステルなど香りを保持しやすい繊維の衣類である
・室内干しをしているため香りが強く残っている
・使用量が多すぎるため香りが強くなっている

特に多く使ってしまいがちな場合はきちんと量って適量を使うようにすることが大切です。柔軟剤を多く使うことは、自分や周りの人の健康上の問題にも繋がるおそれがあります。

香りに慣れてしまうと、思った以上に強い香りを周囲に感じさせてしまうことがありますので、その点も気を付けなければいけませんね。

逆に、せっかく選んだ好きな香りなのに、弱すぎて物足りない場合の解決策もご紹介しました。
柔軟剤の選び方、使い方を見直して、ちょうどよい香りで気持ちよく過ごしたいですね。

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