インスタント味噌汁の栄養成分について
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毎日のごはんにお味噌汁が欠かせないという人も多いでしょう。
お味噌は健康にいい発酵食品なので、毎日食べたいですよね。
簡単に作れるインスタント味噌汁がたくさん出ていますが、忙しい今の時代にぴったりの食品です。

最近は、家庭でも味噌汁を作らずに、個包装のインスタント味噌汁を利用することが増えているそうです。

確かに、一人分ずつ好きなときに簡単に作れるインスタント味噌汁はとっても便利です。
我が家では平日の朝は味噌汁を作りますが、家族が揃わない休日や、平日でも面倒なときなんかは、常備しているインスタント味噌汁を利用します。

いろいろな種類があって選ぶのが楽しく、味もいいんですよね。

家族からも文句は出ませんが、主婦として気になっていたのが栄養面です。
即席の味噌汁をひんぱんに飲むのは大丈夫なのか、ちょっと心配ではないでしょうか?

この記事では、インスタント味噌汁の栄養成分、体への影響について、また、知っておきたい製造方法についてもお話します。
我が家で人気の種類(おすすめ)のご紹介もしていきますね。

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インスタント味噌汁の栄養について

味噌と大豆

「味噌汁を飲むと長生きできる」って言われることがありますよね。
インスタント味噌汁も、当然ながら、味噌を使った食品です。

味噌はたいへん栄養豊富な食品で、次のような成分が入っています。
・必須アミノ酸
・ビタミンB群
・大豆イソフラボン

味噌は発酵食品の一つですが、発酵食品は身体に良いとされています。
発酵した食品は独特のうま味を持っていますが、うま味とは、アミノ酸のことです。

発酵食品は世界中で独自の発展をとげていますが、おもしろいことに、この「うま味」を第五の味覚として発見したのは日本の研究者なんですよ。
(基本味…甘み、酸味、塩味、苦味、そしてうま味)

味噌汁には、このアミノ酸がたくさん含まれています。

大事なのは、私たちの体をつくるのに必要な9種類の必須アミノ酸が、全部味噌汁に入っていることです。


ビタミンB群に注目すると、これらのビタミンは体での脂肪や糖、たんぱく質の働きをよくして、エネルギーに変える役割があります。

ただ、ビタミンB群は熱に弱いので、生の味噌を使ったインスタント味噌汁では、このビタミンが少なくなることもあるんです。


大豆に含まれるイソフラボンも大切です。
美容や健康にいいイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをして、肌をきれいに保ったり更年期の悩みを和らげるのに役立ちます。

がん予防にもイソフラボンが効果的だと言われています。この健康効果のおかげで、イソフラボンはとても有名になりました。


その他にも、抗酸化作用のあるビタミンE、めぐりを良くする大豆サポニン、コレステロール対策になるリノール酸など、身体によい成分がいろいろと含まれています。

味噌の栄養に加えて、いろいろな具材を合わせることによって、その効果をもっと高めることができるんです。

インスタント味噌汁に入れたい具のアイデア

ゆでたほうれん草

インスタント味噌汁にはわかめやネギ、しじみなどの具が入っているものが多いです。
最近では、フリーズドライの技術でかなり本格的な野菜が食感を残して入っていたりしますよね。

それでも、たいした量ではありませんので、できれば家庭でさらに具材を増やす工夫をすることをおすすめします。

前にもお話ししたように、インスタント味噌汁ではビタミンB群が少なくなりがちです。
そこで、ビタミンB群がたくさん含まれている食材、例えばアサリやきのこを加えるのがいいですね。

簡単なのは、野菜を加えることです。冷蔵庫にある残り物の野菜でOKです。
ジャガイモや人参、キャベツなどをレンジで加熱して、インスタント味噌汁に入れると、栄養だけでなく満足感が増しますね。

さらに、味が濃いインスタント味噌汁にショートパスタを入れると、おもしろい和風パスタになります。
私はよく、オートミールを入れて食べます。ダイエット中のご飯代わりにおすすめなんですよ。

ネギやみょうがなどの薬味をたっぷり足すのもいいですね。冬は生姜を入れてもあたたまります。

もちろん便利な食品としてそのまま食べてもいいインスタント味噌汁ですが、ひと手間かけることでもっとおいしくなり、栄養もアップしますよ。

\乾燥野菜なら簡単に具だくさん味噌汁にできます/

インスタント味噌汁の製造法による種類

味噌汁を飲む女性

栄養豊富な味噌を使った食品でも、インスタント食品は栄養がないんじゃないの?と心配になるかもしれません。
確かに、製造の過程で熱を加えると元の栄養が減ることはあります。
でも、気にしなければならないほど栄養不足になることはありません。

大切なのは、バランスよく食事をすることですね。
主食とおかずが揃った献立にインスタント味噌汁を添えれば、さらにバランスがよくなるというものです。

理想をいえば、酵素が生きている味噌と新鮮な食材とで、食べる直前に味噌汁を作ることができれば味も栄養も満点でしょう。
でも、即席とはいえ味噌汁を飲むことは身体に良いといえます。

ただし、インスタント食品は塩分が多めなことがあるので、そこは気をつけたいポイントです。

ここで、インスタント味噌汁の製法についてご紹介しておきます。
大きく分けて2つの製法があり、栄養にも違いがでます。

生味噌タイプ

生味噌タイプの味噌汁

市場に出ているインスタント味噌汁の約70%がこのタイプだそうです。
味噌と具が一緒に入っていたり、味噌と乾燥した具材が別々にパッケージされていたりします。
コンビニなどにはカップに入ったものが多く、食器の準備さえ要りませんよね。

「生味噌」とは言っても、実際には熱を加えていることが多く、栄養価は少し低くなることがあります。
でも、価格が手ごろで種類も多いので、毎日利用するにはコスパよく人気です。

フリーズドライタイプ

フリーズドライタイプの味噌汁

味噌が粉末状になっているか、フリーズドライされている固形タイプは、軽くて持ち運びがしやすいです。

フリーズドライ製法では、味噌を熱せずに加工するので、栄養価をあまり損ないません。特にビタミンは熱に弱いので、この方法は宇宙食にも使われています。
オフィスでマグカップが使える人には特におすすめです。

大きな具もお湯で戻すと美味しく食べられるので、本格的な味に感心することもあります。

私も最初は生味噌タイプの方が栄養があると思っていましたが、フリーズドライタイプが本来の味噌汁に近いことを知って、びっくりしました。

おすすめのインスタント味噌汁

最後に、我が家で好評なインスタント味噌汁をいくつか紹介します。
夫は生味噌タイプが好きで、しじみ70個分のちからの赤だしを常備しています。

私はフリーズドライタイプが好きで、アマのフーズのなめこがお気に入り。
お味噌は無添加の「ひかり味噌」推しなので、インスタントもよく利用します。

フリーズドライタイプは毎日飲むにはお値段が気になりますが、なかなか自分では作らない具材が楽しめるのと、とにかく簡単なのがいいです。
一人暮らしの方や年配の方へのギフトにも喜ばれていますよ。

まとめ

近ごろ我が家でもよく利用する、インスタント味噌汁の栄養についてお伝えしてきました。

・インスタント味噌汁には大豆由来の栄養や必須アミノ酸が含まれていて、健康にいいです。
・インスタント味噌汁の栄養を気にするよりも、食事のバランスが大切です。
・インスタント味噌汁に野菜を足して食べるのもおすすめです。
・インスタント味噌汁には、生味噌タイプとフリーズドライタイプがあります。

最近のインスタント味噌汁は、いろいろな種類があり、具だくさんのものも多くなっています。減塩タイプもありますね。

食事と健康では、栄養バランスがとても大事です。
忙しく簡単な調理で済ませたいときも、お弁当のときも、あたたかいインスタント味噌汁があるとうれしいですね。

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