毛布の静電気がやばい
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冷たい冬の夜に、暖かく肌触りの良い毛布にくるまれるのはうれしいものです。
でも困るのがパチパチと不快な静電気。冬は乾燥の季節でもあるため、静電気が発生しやすいんですよね。

パチッときても一瞬だし気にしないという人もいると思いますが、実はけっこうやばいんですよ。
身体だけでなく肌や髪にも影響がありますし、小さなスパークを発生させることもあります。

毛布をこすったときに光が走るような現象をみて驚いたことがありませんか?
日常生活で火災になる心配まではまずありませんが、ちょっと怖いですよね。

この記事では、パチパチしたりまとわりついたりと不快な悪さをする、毛布の静電気を簡単に除去する方法をご紹介します。

静電気が発生する原因から予防法までお伝えしますのでぜひ最後まで読んでいってくださいね。

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毛布の静電気はやばい!火災につながるってホント?

毛布に発生する静電気

ふと毛布に触れたときにビリッと電気が走るとびっくりしますよね。せっかくのフワフワ毛布なのに、静電気をおびて手足にまとわりついてくると気持ちが悪いものです。

静電気はただ不快なだけでなく、身体にストレスを与え、肩こりや疲れやすさ、肌荒れや髪のダメージにつながることがあるんです。

さらにはホコリやダニを吸い寄せる性質によっておこるアレルギーも心配です。

静電気がやばいといえば、実際に火花が発生しているんですよね。

たとえば化学工場やガソリンスタンドなど、可燃性や引火性の物質が存在する場所では、小さなスパークでも火災や爆発の原因となる可能性があります。
そのため、これらの場所では、静電気による火花の発生を防ぐための対策が厳重に行われています。

一般家庭でも、万一ガス漏れしているキッチンだったりしたら危険ですよ。
とはいえ、ふつうに毛布を使うだけでは、たまに暗闇の中で光るのを見るくらいで、火事につながるような危険はありませんので安心してください。

パチパチする毛布の静電気の取り方

毛布の静電気を除去

布団に入って寝る前に、毛布の静電気がイヤだなと思ったら、静電気除去効果のあるスプレーで対策をしましょう。

柔軟剤を薄めてスプレーする

スプレー容器に100mlの水と、柔軟剤を少量(5滴から小さじ1)を加えて混合します。
容器のサイズや柔軟剤の香りの濃さによって適量が変わるかもしれませんが、柔軟剤の割合は全体の5%以下に保つことをおすすめします。

柔軟剤には陽イオン系の界面活性剤が含まれており、これが繊維を滑らかにし、静電気の発生を抑える役割を果たします。

家で手軽に作れるので、好みの香りの柔軟剤を使って試してみてください。ただ、肌に適さない場合や、寝る時に香りが気になる場合は、使用を控えてください。

グリセリンを薄めてスプレーする

スプレーボトル100mlにグリセリン5ml(約1小さじ)を加えてよく振って混ぜます。
グリセリンは薬局で売られていますし、化粧品の原材料としてオンラインショップで手に入れることもできます。

グリセリンの高い保湿力により、繊維の中の静電気を放出し、パチパチとした感じを緩和します。

寝る前だけでなく、洗った布団を広げて干す時にも全体にスプレーすることで、洗濯後の仕上がりがふんわりと柔らかくなります。

グリセリンは無臭で、アレルギーリスクも低いため、子供用の毛布にも安心して使用できます。
ただし、濃度を高くしすぎると、少しベタつきが出ることがあるので気を付けてくださいね。

市販の静電気対策スプレーを使う

「エレガード」などの静電気対策スプレーを使うこともできます。
このスプレーは、文字通り静電気を緩和するためのもので、毛布の静電気対策としては最も手軽な方法の一つです。

1本もっておくと、お出かけ前の衣類などにも使用でき、スカートやコートの裏地などに使えば気になる「まとわりつき」を解消できます。
多用途で活躍するので便利ですよ。

静電気防止スプレーのロングセラーといえばエレガード。

購入者の評判がいいのはこちらの静電気防止スプレーです

毛布の静電気が起こる原因は?

ここで、毛布での静電気の発生の理由について簡単に説明しておきますね。

静電気は、物の中に蓄積された状態の電気です。
人の体や他の物質は、プラスとマイナスの電荷を持っており、これらは大体の場合、均衡しています。
しかし、摩擦や接触によりこの電気のバランスが乱れ、そこで生じるのが「静電気」となります。

普段、私たちの体に溜まる静電気は、日常の中で気づかずに放電されることが多いです。
湿度が高い季節、特に夏には、空気中の水分の助けを借りて、静電気は放電されることが一般的です。
水は電気を伝える性質があるので、空気中の湿度が高いほど、放電の効果も増加します。

一方、冬には空気が乾燥し、湿度が低くなるため、静電気が放電しにくく、体内に蓄積されやすくなります。
例えば、冬に金属のものを触れると、「バチッ」という刺激を感じて驚いたり痛い思いをすることがありますよね。
あれは、体に蓄積された静電気が急速に放電されたときにおこるのです。

寝る際、毛布と体が接触することで、摩擦が発生し、それが静電気の原因となります。
もし、部屋が湿度が高ければ、静電気は放電されやすいですが、乾燥していると、その逆の効果があり、静電気の発生が促進されます。
特に、暖房を使用している部屋は湿度が低下し、その結果、毛布での静電気の発生が高まる傾向があります。

毛布の静電気を事前に防ごう

部屋を加湿器で加湿する

それでは、毛布での静電気の発生を予防するための手段をご紹介していきましょう。
以下の5つのアプローチを提案します。

部屋を加湿しておく

部屋の空気に水分を多く含むことで、静電気が出ても放電される確率が高くなります。
湿度計を用意して、50~60%に保つようにするとよいです。

加湿器を使う、洗濯物を室内で乾かしたり濡れタオルを干したりする、または水の入った容器を部屋に置くなどの方法があります。

手や身体を保湿しておく

肌が乾燥しないようにするために、保湿クリームやローションを使って、毎日肌のケアを行いましょう。
顔や手足だけでなく、衣服に隠れた部分も乾燥しやすいので、体も忘れずに保湿しましょう。

お風呂上がりに保湿クリームを塗ることがおすすめです。
お風呂でも、熱いお湯につかったりボディーソープで洗いすぎたりすると皮膚の乾燥につながるので気を付けてくださいね。

パジャマを天然繊維のものにする

パジャマ

寝るときの服は、綿などの天然の素材がおすすめです。
これは、天然素材が水分を吸収しやすく、静電気が出にくいためです。
ポリエステルなど合成素材の服は、静電気が溜まりやすく、肌に不快感をもたらすことがあります。

毛布に柔軟剤を使用しておく

毛布を洗うときに、柔軟剤を使うと静電気の発生を減らすことができます。
柔軟剤には、摩擦を減少させる効果と、電気を通す性質があるからです。この2つの作用によって、静電気が出にくくなります。

静電気の起こりにくい毛布にする

服やパジャマと同じように、毛布の素材にも気を付けましょう。
天然の素材である「綿」や「ウール」、「シルク」は、静電気が出にくいのが特徴です。

ただし天然繊維の毛布は高価なことが多いんですね。お手入れが難しいものもあります。
最近は、静電気の起こりにくい加工がされたアクリルやマイクロファイバーなどの毛布も販売されていますので、それらを選ぶのも一つの方法です。

毛布のやばい静電気の取り方 まとめ

不快なだけでなく身体に悪いともいわれる静電気。毛布が光るのも不気味ですよね。
ふつう寝具に起こる静電気が火災につながることは考えられませんが、パチパチし放題なのも困ります。
この記事では、毛布に起こる静電気の除去方法と、あらかじめ静電気を起こりにくくしておく方法をご紹介しました。

毛布から静電気を取り除くには、静電気除去効果のあるスプレーを使います。
柔軟剤やグリセリンを薄めて手作りしたり、市販の専用スプレーを購入して対策しましょう。

静電気がどのように発生するかの原理を知ることで、毛布の静電気を予防することができることもわかりましたね。

部屋の湿度を上げておく、お風呂上がりの肌を保湿しておく、パジャマや寝具の素材を選ぶなどの方法をお伝えしました。
参考になりましたら幸いです。

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