10円玉をピカピカにきれいにする方法
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くすんだ10円玉を輝かせる方法の中に、「酢」を使うという手がありますね。
お酢のような酸性の液体を使うと、10円玉の表面の汚れがきれいになるんですよ。

10円玉は、銅を材料にしています。時間が経つと、銅は空気と反応して表面に酸化銅、つまりサビのようなものができます。

このサビが10円玉のくすみの主な原因です。
普通の水や洗剤ではこの汚れは落ちにくいのですが、酸なら溶かすことができるんですね。

この記事では、10円玉を綺麗にする方法を、もっと詳しくお話ししようと思います。
硬貨をピカピカにすれば、買い物やお賽銭に気持ちよく使えますよ。

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10円玉をピカピカに戻すコツ

たくさんの10円玉

10円玉を家にあるものを使って、綺麗にする方法をご紹介します。

ほとんどの家庭にある、酸性をもつ調味料や洗浄剤などが、10円玉の汚れを取り除いてくれるのです。

10円玉がくすんで見える原因の一つは、銅が空気中の酸素と結びついて生成される酸化銅、いわばサビです。

最も直接的な方法は、酸を使って銅の化学反応を促し、この汚れを取り除くことなんです。

酸性の調味料を使って

家にあるお酢やレモン汁、ケチャップ、ソースなど、酸性の調味料は10円玉を綺麗にするのに役立ちます。酸っぱいものや酢を原料にした調味料ですね。

塩も含まれているとさらに良いです。塩はサビを溶かして落とす助けになるので、輝きを取り戻すのに効果的なんですよ。

クエン酸の力で

お掃除に使うクエン酸があれば、結晶を水で溶かして作るクエン酸水も、ピカピカにするのに効果的です。
少なめの水で濃く作った溶液だと、より強力に作用します。

酸性洗剤を活用

酸性の洗剤に10円玉を浸すのも一つの方法です。トイレ用やお風呂用の洗剤に多いので、ボトルの裏を見て、酸性かどうか確かめてみましょう。


ご紹介した調味料や洗剤など、これら酸性の液体に10円玉を浸けた後、布やブラシでしっかり磨いてみてください。10円玉がピカピカになりますよ。

洗い終わったら、しっかりと水洗いして水分を拭き取りましょう。水分が残ると、再びサビの原因になってしまいます。

10円玉は青銅製なので、このようにして洗浄することで、発行当初の美しい輝きを取り戻せるんですね。

重曹や消しゴムできれいにする方法

重曹

10円玉のくすみは、主に銅が酸化して変色する「酸化汚れ」と、人の手からつく「手垢汚れ」の2つに分けられます。

銅が酸化してできた汚れは、お酢に含まれる酢酸が効果的です。

前章でお伝えしたように、お酢などの酸性の液体に10円玉を浸すことで、酸化銅を溶かし、きれいにすることができます。

手垢汚れに対しては、重曹が効果を発揮します。

重曹をペースト状にして10円玉を磨くと、研磨効果もあり、アルカリ性のクレンザーとして働いて、手垢汚れを除去してくれます。

より一層ピカピカにしたい場合は、まず重曹で表面の手垢汚れを落とし、その後お酢に浸して酸化銅を溶かすと良いでしょう。

ちなみに、手垢汚れは消しゴムでも落とせます。硬貨には細かい凹凸があるので、細部まで完璧にはできませんが、見た目はかなり綺麗になりますよ。

なぜ普通の洗剤では10円玉はきれいにならないのか

スポンジと洗剤の泡

キッチン用や洗濯用など通常の洗剤を使っても、10円玉の汚れはなかなか落ちません。これには理由があります。

10円玉の黒ずみの大半は、一般的な汚れとは性質が異なるためです。

10円玉の輝きが失われる主な原因は、銅が空気中の酸素と結びつき、黒く変色する酸化銅が形成されることにあります。

そのため、この問題に対処するには化学反応を利用する必要があります。

具体的には、酸を使用して銅の表面に付着した酸化銅(黒い部分)を溶解させ、内部のまだ酸化していない銅を露出させる方法です。

さらに、このプロセスに塩を加えることで、サビを溶かす作用が強化され、10円玉をより一層ピカピカに仕上げることが可能になります。

長時間浸すとどうなる?適切な時間は?

汚い10円玉

10円玉をピカピカにしようと思っても、長時間お酢につけたままにしておくのは良くありません。

酸性の液体に10円玉を浸す時間は、約3分から10分程度が適切です。

その後、ブラシや布で優しくこすり、しっかりと水で洗い流し、水分を完全に拭き取ることが大切です。水分が残ると、再びサビが発生し、10円玉が劣化する原因になります。

もし汚れが落ちない場合は、人の手垢が原因であることが多いので、ブラシで擦ったり、重曹を使って磨いてみると良いでしょう。

しかし、どんなに汚れていても、酢に長時間浸すのは避けてください。

時間を長くしすぎると、10円玉が緑色に変色してしまうことがあります。これは緑青と呼ばれるもので、酢酸に反応して生じる一種のサビです。

この緑青は、アルカリ性の重曹を使えば取り除くことができますが、10円玉の劣化の原因ともなるので注意が必要です。

酢で10円玉を磨くのは違法なの?

ピカピカの10円玉

酢を使って10円玉をきれいにすること自体は違法ではありません。

ただし、貨幣に関する法律では、硬貨を意図的に変形させたり、損傷を与えたりする行為は禁じられています。

これは、例えば、硬貨を溶かして元の金属に戻したり、意図的に破損や変形をさせたりすることが許されないという意味です。

従って、酢を使って10円玉を磨く程度であれば、硬貨に大きなダメージはないため、基本的には問題ありません。

しかし、磨きすぎによって刻印がつぶれたりなど、硬貨が変形してしまう可能性もあるため、その点には注意が必要です。
適切な方法で適切な時間を守りながら、10円玉をピカピカにしましょう。

さいごに

汚れた10円玉は、手元にある身近なものできれいにすることができます。お酢やケチャップなど酸性の調味料を使って、簡単にピカピカになるのは面白いですよね。

重曹や消しゴムなどの組み合わせや、磨くときの注意点などもお伝えしました。

汚れの種類に合わせて適切な方法を選べば、より一層輝きを増すはずです。10円玉だけでなく、同じ銅製のアイテムにも応用が効きそうです。

汚れを落とすだけなら違法ではありません。ぜひ試してみてくださいね。

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