
卯の花ってよく食べますか?
卯の花とは、大豆から豆腐を作るときにできる絞りカス「おから」のことなんですが、健康的な食材として話題ですよね。

ちょっとおばあちゃんのお惣菜みたいなイメージ。自分では作ったことがないんですよ~
足が早そうで、保存方法とかもよくわからないし…
ダイエットや便秘解消にも役立つ食材なので、ぜひチャレンジするといいですよ!
それでは今回は、卯の花(おから)の保存方法について書きますね。また、卯の花のダイエット効果の秘密や、簡単なレシピもご紹介しましょう。

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卯の花の保存方法や保存できる期間は?
卯の花はスーパーやお豆腐屋さんで安く買うことができますが、けっこうたくさん入っていたりするので、どのくらいの期間、保存できるのか知りたいですよね。
卯の花(おから)は日持ちしない
卯の花は、絞りカスとはいっても大豆製品なのでとても栄養豊富で、もともと傷みやすい食材なんです。
ですから、あまり日持ちはせず、常温や冷蔵保存だと1~2日程度でダメになってしまいます。購入したらその日のうちに調理することをおすすめします。
調理してから冷凍保存
卯の花は煮物やハンバーグなどに調理をしてから冷凍すると保存期間が伸びます。
冷凍する際の注意点ですが、水分を十分に飛ばすようにしてください。そうしないと、解凍する際に水分が出てべちゃっとなってしまうからです。
また、まとめて冷凍するのではなく一食分ずつラップでくるむ、または小さいタッパにいれるなどして小分けにするといいでしょう。
冷凍の保存期間は1~2週間程度。解凍方法は電子レンジを使うより自然解凍の方が味が落ちないようです。
卯の花を調理してから小分け冷凍しておけば、「おかずがあと一品欲しいな!」というときにも手軽に使えて重宝しますよ。
卯の花のダイエット効果の秘密は?
卯の花にダイエット効果があるといいますが、それはどうしてでしょうか?秘密を探ってみましょう。
栄養がたっぷり
ダイエットだからといって食事の回数や食べる量を減らすと、栄養不足になりかえって太りやすくなります。
卯の花は大豆の加工品なので、大豆に含まれるタンパク質やカルシウムが豊富で栄養満点です。しぼりかすとはいえ、同じ大豆から作られる豆乳、豆腐などと比べても含有量が多いくらいなんです。
タンパク質は筋肉を増やして代謝をあげてくれるため、太りにくい体を作ってくれるし、運動との相乗効果もバッチリです。
また、むくみを解消するはたらきがあるカリウムもたっぷり含まれています。
肥満を防ぐ成分
卯の花には、まさにダイエットサポート成分ともいえる大豆サポニンやレシチンが含まれています。
サポニンは血管に付着した脂肪を取ってくれたり、腸で吸収されるブドウ糖と脂肪を結合しづらくしたりして、体に脂肪が付きにくくしてくれます。
レシチンにはコレステロールを溶かし血流の流れを良くしてくれる作用があります。
低糖質
最近はカロリーよりも糖質を気にすることが多いですよね。
卯の花の糖質はキャベツよりも少なく、調理の仕方によっては糖質制限食としても利用できます。
卯の花を食事の最初に食べれば、満足感が得られるので、そのあとの食事の量を減らすことができます。豊富な食物繊維の効果で、急な血糖値の上昇を抑えることもできます。
また、次の章でご紹介するように、便秘解消の効果も期待できるとなると、ダイエットはもちろん美肌にもいいことは明白ですね!
卯の花が便秘いいのはなぜ?
卯の花が便秘解消に役立つ理由は、豊富な食物繊維にあります。
食物繊維をたくさん取ると、お腹の中で水分を含んで膨張し、便が柔らかくなりかさが増えるので、自然に排泄されるようになるんです。
そのうえ、卯の花には大豆オリゴ糖も含まれています。
オリゴ糖は腸の善玉菌の餌になるものなので、卯の花を食べれば腸内の乳酸菌やビフィズス菌の働きが活発になって、腸内環境を整えてくれます。
ただし、便秘解消目的で卯の花を食べすぎないでくださいね。食物繊維が腸内にある水分を全て吸収してしまい、逆に便秘になってしまう可能性があるんです。
卯の花を食べるときは、いつもよりも水分をたくさんとるようにするといいですね。
卯の花のアレンジレシピ
卯の花は、にんじんやしいたけなどの野菜を加えて、煮物にすることが多いですよね。この煮物のことを「卯の花」と思っている人もいるくらいです。
ほっとするような懐かしい感じのお惣菜ですが、子供も大好きなハンバーグにアレンジするレシピをご紹介します。
卯の花ハンバーグの作り方
- 卯の花の煮物に片栗粉を加え成形できる程度の固さに調整します。具材が大きければ潰します。
- 油をひいたフライパンで両面を焼いた後、蓋をして蒸し焼きにします。中火で焦げ目がつく程度まで焼きます。
- 水溶き片栗粉、だし汁、しょうゆ、砂糖をよく溶いたものを②に加え餡を作ります。
- お好みで大葉やネギなどを刻み③に乗せれば完成です。
便利なパウダーも
卯の花は、お惣菜だけでなくクッキーなどのお菓子作りにも使えます。
乾燥させて粉状になったおからもあるので、ドリンクやヨーグルトに加えるなどの簡単な食べ方もできますよ。
ドライになったおからパウダーなら、保存にも便利ですね。
まとめ
ダイエットや健康のために取り入れたい食材「卯の花」をご紹介しました。
- 卯の花は傷みやすいので購入したらすぐに使うのがおすすめ
- 調理してから小分けにして冷凍すると便利
- 卯の花はダイエットに効果的な栄養成分を多く含む
- 食物繊維が豊富で便秘解消に役立つ
- アレンジや保存に便利なパウダーもある
腐りやすい食品ですが、冷凍すれば長い期間、便利に使うことができますね。
食べないダイエットは体に悪いので、栄養たっぷりで低糖質な卯の花を上手に使っていきたいと思います。